東北ドライブ紀行 [9月17日]

この日のメインは白神山地の外縁に当たる山中に存在する、十二湖、と呼ばれる湖群です(十三湖ではなく十二湖の方です。白神山地西側の)。この中でも青池と呼ばれる池は、その名の通り水が青いとの事でぜひ見てみたいと思っておりました。

また、昨晩より合流された友達が無類のレトロうどん自販機好き、と言う事で、道の駅あきた港にあるうどん自販機と、男鹿水産と言う男鹿半島の方にある自販機を見に行くことに。

スケジュール的には結構盛りだくさんでしたので、朝は8:40スタート。道の駅あきた港は9時から開店なので、それに合わせて移動しました。(ホテルからは車でおよそ15分の距離)

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無事に想定の時間で道の駅に着くと、開店と同時に入店。まずは目的の自販機を探します。

そして数分探してようやく目的の自販機が見つかりました。
が、、無事に見つかった自販機に一つ問題が。

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うどん自販機の稼働は10時から・・・・稼働まで1時間あり、ここで1時間待っているとその後のスケジュールに問題が発生する可能性が・・・・・

2人で相談し、ここは諦めて次に行こうかどうしようか、と悩んでいたところに、管理をしているおじさんが寄ってきて、2人分なら直ぐに稼働させてあげてもいいよ、って言ってくれました(注:今回は運が良かっただけです。本来は稼働開始の10時を目安に行く事をお勧めします。私らが不勉強で道の駅オープンと同時に稼働していると思い込んでいた為のミスでしたので)。

聞くと、どうもお湯を準備するのに時間がかかるので、開店から直ぐに稼働するのは難しいみたいでした。2人前ならお湯は直ぐに何とかなる、との事で実際に稼働して頂き、2杯、うどんを購入。

実はこの時、あまりの親切な出来事にテンションが上がりすぎまして、食べたうどんの写真を撮り忘れております(汗

しかも、ここで特筆すべきは、管理のおじさんが、更に親切にも「動いてる中を見せてあげるよ」って言ってくれまして、機械を開けて、コイン投入からうどんが出てくるまでの「中の機械の動き」を堪能させて頂きました。(注:こちらもおじさんのご厚意であり、基本的には中は見られないと思っていただければ幸いです。このブログに書いてあったから、とかおじさんに言われても迷惑かけるだけです。おじさん側から言い出されない限り、無茶振りは止めましょう)
噂の「湯切り」も見ることが出来て、めちゃくちゃテンションが上がりました。

肝心のうどんの味ですが、こんなこと言うと失礼かもしれませんが、期待値を越える美味しさでした。
元々ホテルは朝食レスで予約してたので空腹ってのもあったけど、七味を聞かせて濃いめスープで食べるうどんは、讃岐や吉田のそれとはまた違って美味しかったです。
もちろん麺のコシ的な物は期待できませんけど、ツルツル行ける感じは、これが自販機で食べられると思えばかなりの出来ですね。

こうしてうどん自販機一店目を堪能し、次は「男鹿水産」にあるうどん自販機へゴー。

男鹿半島にあるこのうどん自販機は、道の駅にも増してローカル。
ホントに人通りの少ない田舎の猟師町みたいな所にポツンとあるんですね。

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ジュースの自販機も何台か並んでて、その近くに鎮座しているうどん自販機。このうどん自販機だけ屋根がつけられている辺り、特別を感じます(笑

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ここでは、さっきうどんだったので、そばを頂きました。
今回は写真ちゃんと撮りました(汗>車の中で移動中に道の駅のうどん写真撮って無い事に気づいて今回こそ!と。

蕎麦ですね。
スープはとても美味いです。濃いめの醤油ベースのスープは、関東人の味覚にはとてもマッチングがいい。
蕎麦については、麺はまー、うどん同様コシとかは求めてはいけませんね(汗
でも海を眺めながら食べる暖かい蕎麦は、美味しいか美味しくないかで言えば、美味しかったですね。
あと、ここでは、同様にうどん自販機めぐりをしてるらしい岩手からいらっしゃったライダーさんと、うどん自販機談義をしてました。
我々は気付いてませんでしたが、実はあきた港の道の駅でも会って(すれ違って)たらしいです(汗

ライダーさんとも別れ、進路を北に。

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八郎潟を突っ切って、能代を越えて行く訳ですが、今回同乗した友達も八郎潟の光景には「これは確かに中々見られる景色じゃないかも」と言ってましたね。

それと、能代の付近を走行中に「バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨」に遭遇しました(汗
ワイパー全開しても前が見えないぐらい視界が悪く、かなり徐行しつつ走ってました。
これ、十二湖めぐりできるの??みたいな雰囲気の中、とりあえず行くだけ行こう、と。
ところが、十二湖に近づくころにはゲリラ豪雨はすっかり上がっていい天気。
そして副産物?として、前日しようと思って出来なかった洗車が出来てしまいました(笑(かなり汚れ落ちてました(笑

十二湖駐車場に到着し、徒歩で散策しつつ青池を目指します。

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青色の水を蓄える湖として、北海道の美瑛にある「青い池」が有名ですが、青池も白神山地の一部でもある為、結構有名みたいですね。

そして到着した青池。

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青い。。。ホントに青い。。。

通常知ってる水の青さ、とは違う、まるで濃い目のコバルトブルーの絵の具を混ぜたんじゃないか?と言う、不自然なほど違和感のある青(笑
いや、ホント単純に「すげーこれ」って思える池でした。湖と言うには小さいので池ですね。

写真見てわかるかなぁ。これ、単に青いだけでなく、相当に透明度が高いんですよ(だから余計に不思議。何かが混ざって青いのではなく、溶け込んでる青さと言うか)。
池の深さは水深10メートル有るか無いか、ぐらいだそうですが、一番底までハッキリ見える。

ちょっと写真では見えにくいですが、2枚目の写真なら分かるかしら。
これ、光の加減で水面に映り込んでる周囲の木々、だけでなく、池に沈む倒木も写ってます。それが肉眼だと結構ハッキリ見えるんですよ。
青い水なのに透明度が凄くて、中の倒木が割とそのまま見える、と言う不思議極まりない光景。
いやはや、見た事の無い景色と言うのは有るんですねー。

これ見て、むしろ、美瑛にある「青い池」にも俄然行って見たくなりましたわ。

なお、青い池は「水の成分の関係で青い」事は判明してますが、十二湖の青池は、この青さの正体は「不明」だそうです。

不明って言いますが、「多分」今の科学技術を駆使すれば理由は分かる気もするんですが、敢えてそれをしてないんでしょうね。

神秘は神秘のままでいい、って。
実際、この不思議で吸いこまれそうな深い青さは、わざわざ足を運んで見る価値あると思いますわ。

さて、これにて白神山地外縁にある十二湖を見学完了。
この周辺は大きな街も無いので、ここで食事をとる事に。
まぁロッジみたいな観光拠点で軽食が食べられるコーナーがありまして、ここで名物らしいホワイトカレー?を食べてみました。

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色に似あわないピリ辛な感じで結構うまかったですね。

食事も済ませて、五能線?沿いに時計回りに弘前を目指します。

五能線沿いで言うと、驫木駅。

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海が近い秘境駅らしく、時刻表を見ると1日に片道5本しか電車止まらないのね・・・・色々生活厳しそう・・・
と、丁度いいタイミングでリゾートしらかみ号が通過して行きました(狙った訳では無くホント偶然)。

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途中、千畳敷と呼ばれる岩場で海を堪能したのですが、ここで事件が!!
波がザバザバ来てるギリギリまで行ってみて、しばらく眺めを楽しんでいたのですが、それまで「ここなら波は来ない」と思って立っていた位置に、なんと巨大な波が・・・私ら2人、膝から下ずぶ濡れでした。しかも「波が来る!」「ヤバい!」って咄嗟に逃げてこの状態。
多分逃げなかったら腰から下、下手すると胸位まで波にやられていたかも・・・・

まーこの日は比較的気温も高めだったので、冷たさで死ぬような事はありませんでしたけどね(笑

それと、わさお、も見ました。

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まったくノーマークでしたが、突然「わさお」の看板が目に入り、咄嗟に停車。おー、わさおだー!!と。

こうして白神山地をぐるりと回って弘前を経由し、今宵の宿は大鰐温泉。

「不二やホテル」さんが今夜のお宿です。

ホントは二泊したかったのですが、シルバーウィークと言う事で翌日は満室。
しかも、予約時は狭い7.5畳の部屋しか開いてないようでしたから、まぁ2人ですし、ちょっと狭いけどいいかな、と思っていたのですが到着してみてびっくり。広い方の12畳の部屋です。堀のテーブルまであります。
なんか想像より豪華な部屋です(汗

一緒に行った友達も、いい部屋だね、って満足してくれた様子。
私も想像以上で満足でした。

ちなみに、宿には16時半ぐらいにチェックインしまして、食事は18時半ぐらいからにして貰ったので、2時間余裕があります。
最初は風呂でも、と思ったのですが、空いてると弘前から車で30分程度で行けるんですよね。ここ。

往復1時間。食後の部屋での晩酌用にコンビニでも行きたいよね、って話もあったので、ここは弘前に戻ってみる事に。

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ふらいんぐうぃっち、の中でも出て来た弘前城の辺りをうろうろしつつ、買い物しつつ、ホテルに戻って来たのは、予定よりちょっと遅い19時(汗

こうして夕飯になりました。

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今回、ホテルの宿飯としては追加の倉石牛と呼ばれ牛の陶板焼きとしゃぶしゃぶがあるようなので、こちらを追加して二人でつまむ事に。

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日本酒も地酒を何本か飲んでみつつ、非常に美味しい夕飯を頂きました。

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食事を終えて、じゃあ風呂でも行こうか、と思ったところ、同行する友達はちょっと日本酒で酔ったから一旦30分ぐらい仮眠したい、との事。
確かに酔っぱらい過ぎた状態で入浴は色々危険ですしね。
と言う訳で私が先に風呂に行く事に。

温泉は、少し滑りのある透明なアルカリ泉ですかね。お肌すべすべになる系のやつ。
で、シルバーウィークだから、風呂、スゲー混んでるだろうなぁ。何しろ客室は満室らしいしー、と覚悟して行った所、ガラガラ。
私以外、一人だけで、しかもその人は入れ替えで出て行ってしまいました。
露天風呂、一人貸切で超気持ち良かったです(笑

結局気持ち良くて40~50分、何度か内風呂と露天を行ったり来たりしつつ堪能して上がり、部屋に戻ると、少し落ち着いた友達が起きていました。
今なら風呂貸切状態!!って話をしたら、じゃあ俺もーってな感じで入れ替わりで風呂に。
40分ぐらいかなぁ。先にビール開けてます、って感じで飲んでたところに風呂上りの友達が戻って来て、関東から持ち込んだ日本酒やら買い込んだビールとつまみで今日のお疲れ様会です。

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個人的には、十二湖の青池を見れた満足感が高かったのですが、さすが友達は自販機マニア。
あきた港で中の機械が動くところがメッチャよかった、と。
まぁ実際、世界遺産は100年後も世界遺産のまま存在するでしょうけど、うどん自販機は来年壊れて無くなるかもしれないからね(汗(とは自販機マニアの友達の持論ですが、妙に説得力があるのが悔しい(笑

こうして夜も更けて行ったのでした

[本日の移動経路] map03

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