ブログ復帰して、過去のブログでも旅行記的な物を結構書いていましたので、今回も書いていきたいと思います。
(過去に書いてあった旅行記などは、記事そのものが復元不能なので、そのうち気が向いたら思い出しつつ記事を書き起こす可能性があるかなぁ、ぐらいの感覚で。写真は一通り残ってるので記事が復元出来れば戻せるんですけどね)
今回は、シルバーウィークの時期に、少し遅めの夏休みを取って東北をドライブしたので、その時の記録です。
この少し遅い夏休み。元々は海外旅行でもしてみようか、と計画していたのですが、諸般の事情によりそれが難しくなった為、国内旅行に切り替える事に。
7月~8月と仕事が忙しくて休みも結構出勤してたりしまして、ストレスが溜まっていたのもあり、久しぶりに飽きるまでドライブしたいなぁ、と言う気分になりまして、結局、あれこれ悩み、東北をドライブする事にしました(沖縄と言う案もあったのですが)。
多分15年ぐらい前。1度だけ、2泊3日で秋田~青森をドライブした事がありました。
当時、友達から安く譲って貰ったデジカメで写真を撮りながらドライブしたのですが、帰りがけ、仙台の辺りで写真を撮った時、当時のスマートメディアのデータが全て飛んでしまい、画像が全く残ってない感じなんですよね。
ですので、今回はその時のリベンジも兼ねてのドライブです。
と言っても、全く同じルートを通るのも芸がありません。
また、当時はまだ年齢も若く体力もありましたので、2泊3日と言いつつも、実は1日目より前日の23時ぐらいに出発し(0時過ぎに高速に乗ると安くなると言う理由からですね)、半分徹夜で運転し続け、帰りも4日目の朝方だったりしました。
体力的には昔より衰えてますのであまり無茶なスケジュールを立てず、日程を伸ばし、車中泊はせず、ちゃんと宿に泊まる前提で計画を立てていました。
前回移動したルートをトレースするのもちょっと芸が無いなぁと言う感じもあったので、今回の目的は、当時はまだ世界遺産になっていなかった白神山地にしようかと思いました。
白神山地は秋田と青森に跨る自然のブナ林が残された山々。そう言う場所を見てくるのもいいかなぁと思っていた訳です。
その後、とある飲み会の席で、弘前を舞台にした「ふらいんぐうぃっち」の話題が出て、私もたまたま視聴していたので、そう言えば今回白神山地めぐりをするに当たり、拠点として1泊は弘前に宿を取ろうかと思っていた話をしたところ、宴席にいた友達が興味ありとの事。
色々スケジュール調整をして貰った所、シルバーウィークの前半3連休なら休みが取れて都合もつく、との事で、この期間だけ同行する感じでスケジュールする事になりました(私は3連休の前日、金曜から、翌週木曜日まで丸々1週間休みが取れていました。元々海外行く予定だったからですね(笑))。
その後、色々スケジュールをしていく中で、同行する友達は、仕事が終わったあと金曜の夜に最終の新幹線で移動が可能と言う事が判明します。
そうなると、土曜日の朝から行動が出来ますから結構余裕が持てます。その辺りも加味し、最終的に、私は9月15日(木曜)の仕事が終わった後移動を開始する事にしました。
と言っても昔みたいに徹夜で運転するとかではありません(汗)
業務終了が19時頃なので、事前に車と荷物を職場近くに移動しておき、業務終了後、その足で北上を開始。
どこか適当な地区で宿を取り、朝からまた移動して、16日(金曜)の夕方ぐらいまでに、秋田駅近くの宿に到着するスケジュールを組んだ訳です。
と言う訳で15日。
お仕事終わって移動開始。

計画では余裕を見て20時半から3時間半で移動可能な場所、と言う感じで、距離にして約200キロ。福島県の南、白河に宿を取る事にしていました。
金曜日の夜と言う事で首都高速は混雑していましたが、出発時間が想定より40分程度早く(19:50頃)出来た事もあり、東北自動車道に入ってからはほぼ1度サービスエリアに止まった以外はノンストップで移動したため、23時ぐらいには目的の白河に到着しました。
宿にチェックインする前に、夕飯をまだ取っていなかったので、コンビニに立ち寄って夕飯を調達。
福島らしさは全くない夕飯になりましたが、まぁこの日は途中で睡眠する事が目的なので、食事は出来ればいいかぐらいの感じでした。


翌16日。この日は白河から秋田までの移動です。
googleで検索すると、約4時間半で到着出来る距離にあります。これなら秋田を少し観光も出来そうですよね。
と言う訳で、8時に移動開始して、13時ぐらいには秋田に着く予定で移動しようと思っていました。
が・・・寝坊です・・・余裕かましてたら完全に寝坊です・・・結局1時間遅れて移動開始。
それでも秋田には14時には着ける計算なので、まだ観光の余地はあります。
途中のサービスエリアで昼を食べた段階で、なんとか予定通り14時ぐらいには秋田に到着出来そうな感じでしたので、少しだけ足を延ばして男鹿半島の方に行ってみる事にしました。
宿のチェックインは18時ぐらいを想定していたので、その点ではまだ余裕ありますからね。
と言う訳で秋田を通過し、男鹿へ。
実は過去にドライブした時にも男鹿には来ています。
当時、男鹿の寒風山や、八郎潟の光景に偉く感動した記憶がありまして、また行ってみようか、と。
ナビを頼りに寒風山の山の上にあるパーキングに着いたのは、15時半ぐらいだったかなぁ。
当初の天気予報だと曇りから雨、ぐらいの感じでしたが、到着したら雨の気配はまるでありませんでした。
雲は多めとはいえ、青空も見える程度の比較的いい天気。
以前来た時に思ったのと同様の凄くいい眺めを堪能しました。
その後、八郎潟をちょっとドライブ。
八郎潟はとても不思議な景色が眺められる場所、と言う記憶があったのですが、ここもやはり記憶に間違いはなかったです。
人工的に作られた延々真っ直ぐに伸びる平坦な道路と、直角に曲がる交差点やカーブ。
もちろんこれだけなら、他の土地にもあり得ます。
まっすぐに伸びる平坦路、で言うと、誰もが思いつく北海道の道路がありますし、例えば首都高速湾岸線の神奈川区間。東扇島のトンネルを抜け、ベイブリッジに至る道路は、清々しいぐらいの一直線ですし。
ただね。
これらの道路って、例えば北海道で言うと、周辺の景色は自然なんですよ。
大自然、と言う意味では無く、自然。違和感が無い。
建物もアリ、山も木々もあり、それがある程度の規則性とランダム性を持って現れる。凄く自然に作られた道路と景色と言う感じなんです。
一方で首都高速は真逆。完全に人工物。工場地帯を貫くように走ってる道路と言う事もあり、見渡す限り人口建造物しかないその中を、片側3車線の動脈が走ってるようなちょっとサイバーな光景なんですね。
そしてその光景は、まぁ都会ならあり得そうな景色ではある訳です。
その点、この八郎潟は不思議です。
一直線と直角のカーブや交差点、と言う意味では北海道にもある訳ですが、周囲が延々並木なんですよ。
道と並木しか見えないんじゃないか、ぐらいの見渡す限りの並木。
しかもこれは自然にできた林を貫いたものではなく、人の手で並べられた並木。何しろ干拓地ですからね。
猛烈に人工物なはずなのに全部自然、と言うこの摩訶不思議な光景と、延々と並木ばっかりで並木に遮られ、ランドマークになりそうな建物や山々が見えない。
そのせいで距離感が全くなく方向感も全くなく、ナビが無ければ今、自分が何処をどっちに向かって走ってるのか分からなくなるような錯覚に陥るんですよ。
特に、数キロの直線の前後をクランクや丁字路で繋いだ道路の真ん中あたりに行くと、正面も両サイドも、そしてルームミラーから見える後方視界も並木に遮られ、自分が「数キロの出口のない直線の真ん中あたり」に閉じ込められたんじゃないの?って感じの錯覚を覚える事も。
走行してる車もそんなに多く無い為、タイミングによっては視界に自分以外の車が全く無くなり、その孤立感、孤独感はかなりの物です。
日本にこんな道路があるんだなぁって、当時思ったのですが、今回来て、改めて思いました。
とまぁ、久しぶりに堪能した八郎潟ですが、ただ走ってた訳では無いんですよね。
一応目的地がありました。
道の駅「おおがた」
今夜、関東から到着する予定の友達と、ホテルで一杯晩酌しましょう、って話になってたので、そのおつまみに、地元名産のいぶりがっこと、ハタハタのオイルサーディンの缶詰を買ったんです。
一通り買い物が終わると秋田駅へ。
舞い戻ったのは17時半ぐらいでした。
ガソリンスタンドで給油して、ついでに約800キロ走って来て汚れた車を洗車しようかな、と手洗い洗車できそうなスタンドを探したのですが、ナビに従って移動を始めたら渋滞につかまってしまいました。
それもかなり盛大な渋滞。秋田ってこんなに混むのね(汗)
結局目的のスタンドに辿り着けないまま、折り返し、適当なスタンドで給油だけしてチェックインしたのが18時半ぐらいかなぁ。
ホテルは秋田駅から歩けるぐらい近い場所でしたが、その周辺も大渋滞してて、駐車場に車を入れるのも大変でした。
取りあえず荷物を持ってチェックイン。少し落ち着いた辺りで、夕飯に出かけます。
友達が来るのは23時ぐらいの新幹線ですから、それまで夕飯を待ってるのは流石に厳しいと言う事で、ホテルから電話で近くの地物が食べられそうな居酒屋さんの席を確保。20時ぐらいに入店したかしら。
秋田駅とホテルの中間点ぐらいの位置にある、食べログでそこそこ点数が高かったお店に入ってみた感じですね。
一人と言う事でカウンターでしたけど、カウンターが炉端なんですね。囲炉裏があって、店員さんがそこで焼き物とかやってる目の前で食事が出来ました。
秋田でどうしても食べたかったのがきりたんぽ。
実はこの店にした理由の一つがこれ。きりたんぽ鍋を「一人前」から作って貰えるんです。
さっそくオーダー。
それ以外に、お刺身、比内地鶏の唐揚げ、地元で採れたしいたけ、なんかを注文。
比内地鶏は唐揚げですが、ホルモン部位も入って凄く食感も楽しく、味も流石比内地鶏と言える美味しさ。
串焼きとかも考えたけど、これにして正解だったかも。
そしてしいたけ。写真では焼き上がりで水分が抜けてますが、それでもこのサイズ。元々は直径10センチぐらいはある巨大な傘を持ったしいたけでした。
もちろん味は抜群。ジューシーで食べごたえあって、満足感の高いものでした。
ちなみに、当然ですけど日本酒と合わせてます。
こんな食べ物前にして、日本酒飲まないなんて勿体なすぎますから(汗
と言う訳で相当満腹になって22時半ぐらいに店を出て、散歩しつつ秋田駅へ。
23時頃の新幹線と聞いていたので、タイミング的にはちょうどいいですね。
結局定刻より数分遅れで到着した秋田新幹線こまち。
無事に友達と合流し、ホテルへチェックインしたあと、小一時間程度ですがホテルの部屋でお疲れ様でした&明日から3日間よろしくお願いします会をしてました。
道の駅で買ったおつまみもグーな味でした。



















