立山黒部アルペンルート(その1)

2015年5月9日~10日。GWの翌週末となるこの週末を利用して、立山黒部アルペンルートに行ってきました。

元々は、GWに豊郷巡礼をするタイミングで、長野側から入って富山に抜け、そこから米原を経由して行こうか、と言う計画をしたんですが、一緒に車で行く予定だった友達がこちらルートで一泊余計に宿泊する休みが取れなさそうだったので、アルペンルート越えは翌週単独に切り替えた感じでした。

計画としては、まずは富山に移動して一泊し、朝からアルペンルートを越えて長野側に降りて、中央線の特急経由で新宿に戻ると、最終の湘南新宿ラインを捕まえられると言う感じでした。

ホントは10日に長野で1泊したかったのですが、たまたまこの週明けに仕事があってどうしても休みが取れなかったので、そのままギリギリで帰れるプランとしました。
唯一、この計画で予測が出来ない部分が「アルペンルートの混雑度」でした。

いろいろなサイトを見ると、通常は十分に1日で抜けて帰宅できるはずなのですが、GWは混雑がピークになると言う話でした。
と言うのも、このルートで非常に有名な「雪の大谷」と呼ばれる巨大な雪壁。これが見られるようになるのは4月の15日ぐらいなのですが、最初の大型連休がGWなんですね。
と言う訳で、GWは通常とは異なる混雑は覚悟した方がよさそう、と言うことに。

アルペンルートのサイトで見た事前情報によると、GWを過ぎても土日は混雑度がAランク(GWと変わらない)となっていました。
一応電話で確認もしたところ、通常の通り抜け時間より2時間以上余計にかかると見た方がいい、と言われます。
また、アルペンルートのサイトではスケジュールを出力できる機能があるので試してみた所、10時過ぎに出て信濃大町に17時半ぐらいに着く感じが出力され、それでも余裕はあった方がいい、との文言もありました。

どれほど混雑するのか知らない私としては、相当覚悟しておりました。
一応、信濃大町は19時ぐらいの電車に乗れればいいので、サイトで計算したスケジュールより1時間半余裕があります。
また、サイトのスケジュール計算は観光地を設定してそこの滞在時間も込みで算出してるので、最悪、その時間を削ってしまう事でさらに1時間は余裕を持てます。

富山側からのルートだとwebから切符が予約できるようなので、富山から立山の電車の時間を計算して、立山10:20発のケーブルカーでの~扇沢までの片道切符を予約。
これでアルペンルート越えに必要なメインの切符を取れました。

次は往路です。と言っても往路は富山に宿泊ですので、時間は余裕です。
GWに行こうと計画していた時は車で行くつもりでしたが、今回は1泊2日ですし、1人ですから自動車の回送を使うのはちょっと効率悪そうです。
とすると新幹線です。そう。北陸新幹線。
そして北陸新幹線には、付いてる事を思い出したんです。そう。グランクラス。

と言う訳でモバイルsuicaを使って新幹線のグランクラスを予約。グランクラス初体験にわくわくでした。

帰りについては信濃大町から家までの乗車券と、松本から新宿までのスーパーあずさ号のグリーン券(往路がグランクラスでしたら復路もちょっといい車両に乗りたいよねって事で)を予約。これでほぼすべての切符が確保できました。

一つ気になっているのが富山地方鉄道の富山から立山まで。特急はあって指定席も存在するのに、予約の方法が何処にも書かれていない。。。
ネットを調べると、あくまでも個人の情報として「当日現地駅でしか買えない」との話が出ていて、仕方なく当日に賭ける事となりました。
また、扇沢~信濃大町までのバスについては、事前にスケジュールした計算でも待ちは7分と出ていたので、割とたくさん出てるのかしら?とこっちは少し楽観ムードでした(結果的には別の理由から余裕って事が分かったのですが)。

と言う訳で、全ての行程が確定し、当日。

まずはお昼前ぐらいに東京に到着。そこから神田に移動してランチです。

お昼前頃に神田の、私が凄く好きなつけ麺屋さんでお昼ご飯。
グランクラスは飲み物は飲み放題との話を聞いていたのですが、食べ物はあくまでも軽食だとの話で、だったら事前に食っておこう、と。

そして12:35に東京へ戻りまして

12:56のはくたか号に無事に乗車し、いよいよ富山に向けて出発です。
と言っても実は着席してグランクラスのシートをいろいろ堪能してたら、いつの間にか出発してて、気付いたら上野出てました(汗

おしぼりはのぞみと違い暖かい

右の肘掛けの下のポケットにサービスメニューが

サービスメニューはこんな感じ

左肘かけからスライド式のテーブルが出てきます

で、上野を出た頃に車内サービスが始まり、グランクラス専門らしいアテンダントさんが、軽食(和と洋のどっちか選べました。わたしは洋にしてみました)とおつまみセットと、飲み物(最初はビールを選びました)を持ってきてくれました。
あ、そうそう。お酒はメニューにある物は好きなだけ飲めます。座席料金だけで飲み放題です。

途中からワインに移行

軽食のサンドウィッチは、量は軽食ですね。昔の新幹線の車内で食べた600円ぐらいだったかのサンドウィッチと似たような量です。
が、味はこちらの方がずっと上です。具材はツナと卵なのですが、ツナの油はオリーブオイルらしく、普通のツナと風味が違うんですね。これ、美味いです。
また、卵もスクランブルエッグになっていてフワトロ感は普通の卵サンドより上です。
もちろん普通のツナサンドや卵サンドも美味しいですが、ちょっと手の込んだサンドウィッチって感じでした。
また付け合せのハムやポテトもとても美味しくて、オマケの軽食としてはかなりいいと思いました。(まぁ座席料に含まれていると考えると、もう少し選択肢があってもいい気がするけど)

おつまみはパウンドケーキとせんべい各種。こちらはまぁ普通です。よくあるパウンドケーキとせんべいでした。
ただ、お酒のつまみなら悪くないです。

ケーキは、ワインと組み合わせて、せんべいは日本酒とか梅酒ですね。

と言う訳でグランクラス内で飲めるお酒を一巡させてみました。どれも飲み放題と考えると美味しいですね。

富山に近づくと、アテンダントさんがそろそろ富山ですよと案内してくれるんですね。
切符を見せている訳ではないので(所謂検札はありませんでした)どの席の人が何処に行くか全部把握してるんですね。

と言う訳で無事に富山着。16時前ぐらいでした。

チェックインは富山駅脇の富山地鉄ホテル。駅から徒歩1分と言うか、富山地鉄の駅舎内にあるホテルです。

なので、チェックイン前に地鉄富山駅の窓口に行って翌日の特急の指定席の事を聞きました。
そうしたところ、発売はやはり当日からのみ発売と言われてしまいます。
ただ、多分GW過ぎてるから当日でも買える思いますよ、とも言われました。多少安心し、ホテルにチェックイン。

実は19時から居酒屋さんを予約していたのですが、まだ3時間ある。
なので市電に乗って海の方でも見に行ってみようか、と思っていたのですが、ホテルにチェックインし、少しベッドに横になって、10分ぐらい経過・・したつもりが、起きたら18:35。。。。
あぶねー。
目覚ましも何もかけてないし、完ぺきな寝落ちです。
新幹線で飲みまくったせいで眠気があったんですね(汗)

まぁ時間的には19時に間に合いますので、慌てて準備してホテルを出発。

ほぼ定刻で居酒屋さんに入店です。

ツイッターで紹介されて、割と食べログ点数も高めだったので入ってみました。
富山ならではの魚介と言う事で、のどぐろと、白エビを、と思って頼んでみました。

のどぐろは、塩あぶり、塩たたき(ほぼ刺身です)、白エビはから揚げを。
あと、トマトのサラダと、ズワイガニのリゾット。
ホントはもっと色々試したかったのですが、実はホテルについてそのまま寝落ちしたせいもあってお腹があんまり減ってない(汗
これでもかなり頑張って食べた感じです。

味に関しては、食べログ点数に引けを取らない味と言えました。ぶっちゃけ美味しかったです。
満腹状態で食べた白エビ天ぷらとかズワイガニのリゾットもすごく良くて美味かった。

でも、正直、お値段はちょっとお高いですね。
上記5品目の食べ物に、ビール2杯と日本酒3杯で、合計が9000円台でした。
ビールはジョッキでもなく、スーパードライですし、日本酒も1合ではなく、グラスで恐らく100mm程度。私の飲んだのは1杯の値段は700~900円でしたが、これは普通は1合の値段です(日本酒のランクを考えてもそうだと思う)。
そういう意味では、ちーと財布には厳しいお店かなと。
探せば、もっと安くて同レベルか美味しい店はある気がします。とりあえずある程度資金があって、調べるのが面倒なケースではここに行ってもいいとは思いますが。

ちなみに、店は繁盛してるようで、常に満席かそれに近い感じでした。私はカウンターでしたが、カウンターも1人2人空く事もあったけど、だいたい満席でした(2時間半ぐらい滞在)。
そういう意味では流行ってるのかも。

で、ちょいとお値段張るものの、味は美味しく頂いた夕飯を終え、22時前に宿に戻ります。
途中にホッピーの札が。ここ、安くて美味しそう(汗

翌日は8時過ぎにチェックアウトの予定だったので、6時半に起床すべく、さっさとシャワーを浴びて寝てしまいました。

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